ガラスの仮面さん16
あの時、
そう、この間のデートで景色の綺麗な所に寄り道して帰った時、
「私も、年齢の事があるので、
出来るだけ早く結婚したいです。」
って答えていたら、多分、その流れで告白されていたような気がする。
大体、そんな雰囲気ってなんとなく分かるじゃないですか…
それがよ。
何故だかこの間のデートを境に、メールの数が１日１通になりました。
しかも、一体、何が以前とは決定的に違うかというと、数より、内容で。
先日のデート以前は、
ほぼ全てのメールが疑問形だったんです。
それが今週に入ってからは、全てが、
「〜だけど頑張りましょうね！」だとか
「天気が悪いですが乗り切りましょう！」だとか。
私もバカではないので、分かります。
興味を
失ったんだろうな。
ってか、露骨過ぎて、
誰でも分かるわ、こんなもん！！！
正直…
この段階では、切られるなら切られても良いって思っていました。
この時、デンさんと渡部くんにも真剣交際の話をされて、保留にしている状態だったので、
告白されないで引き伸ばせるならそれに越した事は無いってぶっちゃけ思っていましたし、
告白されていても結局即答は無理でしたから、
同じ結末に多分なっていたのですが
想像通り…
この後、
ワタスには、
ひっさびさにお相手側からお断りされる未来が待っているのですが…
結構、ショックでした
最後にデートしてから、２週間。
以前とは数も内容も変わりましたが、一応毎日メールのやり取りはしていました。
私が、
「今日も頑張りましょうね！
明日はゆっくり出来るんですか？
」
」って金曜日にメールを送って、
そこから既読にはなったものの、返事が無く。
あ…これ、切られたな…
って土曜日には確信していました。
実際、彼とは同い年なのに、丁重な方過ぎて、お互い敬語が抜けなかったし、
ママンも私にとって…というより多分ママン側にとって私みたいな者は北島家の嫁としては違うだろうし、
好感度が振り切っていた訳でもないし、
それより何より、
きっと、結婚に対するスピード感も含めての「価値観」なのは私も分かっている所なので、
まぁこれは、しゃーないな、納得です。と漠然と思いながら、断られ待ちをしていました。
が…
次の週の木曜日まで、彼からの連絡も相談所からの連絡もありませんでした
→続く
昔はモテ女だった私が婚活…？
過去の栄光を抱えながら、本格的婚活に乗り出したアラサーが描くドタバタリアル婚活物語。
現在、婚活を頑張っておられる同志の皆さん。 これから婚活しようか悩まれている未来のお仲間さん。
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「ふふふ」と思わず笑ってしまう物語をお楽しみください♡
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