激レアな医師 藤森さん15
藤ちゃんから思わぬメールが届きました。
「りおなちゃん、
メロンって好きだったよね？」
めろん？？
「好きだけど、なんでー？？」
「実家からひと玉もらったんだけど、
明らかに食べきれなくて…
良ければいる？」
「え、欲しいー！！ありがとう！」
「あげるよ、ひと玉！
でもどうしようか…
直で渡さないとダメだよね、行ける日あるかな？」
って事で、
頂きました、メロン
いや〜…熟していて美味しい
藤ちゃん、ありがとう
一応ね、メロンを頂いた日、私の仕事が超絶バタバタしていて２１時から軽く食事に行ったんだけど、
「りおなちゃん、
今、仕事忙しいって言っていたし、
迷惑かなとも思ったんだけど、多分美味しいから、これ。」
「藤ちゃんは食べなくて良いの？
ひと玉しか貰ってないんでしょ？」
「先週、用事で数時間だけ実家に帰った時に、俺は食べてるから。」
って言われて、
ならばなんで、自分では食べきれないひと玉をわざわざ持って帰ってきたんだろう…
まさか私の為か！？
って思った私はだいぶ頭がお花畑ですな
藤ちゃん、たとえ、私の為だったとしても
「りおなちゃんの為に」
とか絶対言わない主義の人だから←いや、よく知らんけど
全てが推測でしか無いんだけど、
私が最近、
仕事しんどい、しんどい言ってるから、
くれたんだとしたら、すんごい良い人だなー
と思いました。
と思いました。「で、実家帰った時に、
甥っ子に会ったよ。」
「ほんと！？どうだった！？
結局、何君って言うの？」
「俺の家、男は祖父から名前に◯って漢字が付くから、それを使って、◯◯って言うみたい。
…やっぱり可愛いな、
って思った。」
そんな事、
あーた、言うのね！？
や、私もビックリしてさ！！！笑
ちょっと顔、緩んでるの！！笑
ポーカーフェイス部門で常に一位を走っている藤ちゃんがよ！？
まじで！！
面だけで言うと、
「なんか会っても実感ないし、
そもそもそんなに会う機会ないしね。」
とか言ってきそうな面なのに！！←失礼
「写真とか無いのー！？
見せてよー！！」
って言うと、
続々と写真が出てきた、出てきた！！
めっちゃ可愛いんだね
なんかほんっとうにちょっと意外でした。笑
→続く
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過去の栄光を抱えながら、本格的婚活に乗り出したアラサーが描くドタバタリアル婚活物語。
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