ガラスの仮面さん15

元々、北島さんが私をかなり好意的に見てくれている事は分かっていましたが…

開業の話が出ましたね滝汗
「年齢的にも早ければ2〜3年、
遅くても5年以内には開業を考えています。」
って言われて。
40歳前後で開業する方が多いらしいんだけど、
「ただ開業した先輩たちも今回のコロナでかなりダメージは受けていて。
特に僕の専門は今後需要が減る可能性もあるし…
このまま大学病院で切磋琢磨するか、開業するかでかなり迷っていて…
りおなさんはどう思いますか?
って、全くのど素人のわてに聞きますかい?真顔
お察しの通り、わし、医療分野の諸事情、
まるで分からないんですけどね…
「…難しいですねぇ…
コロナで開業医の方が苦戦しているニュースは見ましたし、かと言って、大学病院は大学病院で研究とか論文とか色々大変って聞くし…
どちらが北島さんにとって良いんでしょうね?」
「そうなんです!
難しい選択です…
こんなの今更なんですけど、元嫁が医者の娘で、その病院の跡を継がせてもらえる話になっていたんですよ…僕の中でも、離婚した事で、人生の予定が少し狂ってきていてあせる
あはははは…
ほんと北島さんのご家族とうちとじゃ釣り合わない気しかしない滝汗
アタスの家、
「なら、うちの病院で良ければ」
とか出てこないよ。笑
うちん家、一般ピーポーの集まりだからさ滝汗
多分、北島さん、私にプッシュする前に、もっと家庭環境が釣り合う女性見つけた方が良いような笑い泣き笑い泣き
(女医さんとか医者の娘さんとか…)
ただ、後半に関しては気持ちは分かる…
あなたも離婚した事で、今思い通りにいっていないと思うんだけど、
奇遇!!それ、私もなのよ。笑
ってか、婚活している大多数は、
まさか、
自分が婚活する事になるとはな…
って思いながら活動している気すらするよハート
私だって…
本当なら、
あの事件が無ければ…
普通に結婚してたわ笑い泣き笑い泣き
あなたと同じく、予定通りの人生歩んでいたはずだもの笑い泣き
お茶も終わって、
夜に藤森さんとの予定があったので、軽く解散を促した所、
「時間があれば、この近くに、
景色の綺麗な所があるので、ちょっとだけ寄っても良いですか?
行って帰るだけですから。」
と言われ…
あんさん、そんな事言って、この前、鳥のフンが付いていそうなベンチに座らせて、終電ギリギリまで粘りましたやん…っていう冷静な気持ちと、
ちょっと待て待て待て…
これ…
こ、こ、こ、こ、こここ
告白なんじゃないの滝汗
え、まさか…
いやいや、たしかにもう3回?4回?
覚えてないけど←おい
それくらい会ってるから、あり得るっちゃあり得るけど…滝汗
え、まじ!?
っていう焦りの気持ちとで、
そわそわついていくと、
案の定、
告白
されませんでした。笑
いや、正確に言うと、阻止した形に近いです。
「りおなさんは、
年内に結婚したいとか考えていますか?」
「…あ〜…
正直、いつまでに結婚したいとかっていう明確な期限は決めてないです。
お相手にもよるかなぁと…
北島さんはどうですか?」
「僕は言ったかもしれないですが、母が早く再婚しろとうるさくて…
相談所の事は言ってないのですが、出来れば早く家を出たいと思っています。
りおなさんがどう考えられているかお聞きしたいですし、ご縁があれば大変嬉しいなと思っています。」
「仰っていましたね。
私、スピード婚とかに向いていない性格なのであせる
よくお相手の事を知りたいんですよねぇ…
北島さんも同じスピード感だと嬉しいな、と思っていたんですけどねぇ…←遠い目」
って言ったら、北島さんの性格的に、
「そうですね。
焦る気持ちはあるけれど、まずはお互いの事をよく知りたいと僕も思っています。」
って想像した通りの言葉が返ってきました。
良かった…
かなり赤裸々な離婚話、押せ押せGOGOの積極性、めっちゃマメなメール、将来の展望話。
ぶっちゃけ北島さんの心はある程度、掌握出来ているだろう…と思っていた私ですが、
ここから、まさかの北島さんの復讐劇が始まる事となります。
→続く

 

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