相談所で結婚した、あの子①

会社の人や一回り遠いお友達たちは、
私が婚活している事を知りません。
言う必要も特段ないし、 仮に結婚相談所に登録しているなんて言っても、
え?なんで?
どうしてそんな事する必要があるの?
結婚相談所なんてやめときなよ!」
って素で言われます。
婚活市場の中でも、とりわけ「結婚相談所」って、 やっぱり少し敷居が高いし、
最後の砦みたいに思われているし(実際違うけど)
自分には関係のない特殊な世界だって位置づけにされているし…
でもそれ以上に、私の部署では、
結婚相談所で活動をしていた、あの子の印象が強過ぎるのです。
今回、話したいのは、5年程前に寿退社をした後輩の女の子。
26歳から相談所で活動を始めて、1年後に成婚。
会社を去った。
当時、私の周りで「結婚相談所」という言葉自体、 口にしていたのは本当に彼女くらいでした。
それくらい私を含めて全員にとって相談所って無縁だったの真顔
ってか、20代〜30代の多くの方にとっては、結婚相談所とか得体の知れない、よく分からない存在だと思います。
相談所の知識が何一つ無い私たちに、彼女は、次々と相談所の情報を与えてくれましたキョロキョロ
「成婚するまで性交渉は禁止なんです!」
「最短で半年で結婚です!」
「ここに条件をいれて・・・・ そうすると年収1000万円の人が検索できるんですよ!」
「プロポーズも先に仲人さんがお互いの意思確認を取ってから、してくれるみたいです!」
目が点とはこのことキョロキョロ
多分、聞いていた女性全員が心の中で
「正気か!?」
と思ったと思います。
結婚するまで性交渉無しーー!?はいー!?
なになに、成婚までに期限を決められるの!?
条件!?検索!?何、それ!?
プロポーズ…先に確認?どういう事…!?
いまの私にはそれが当たり前となっていますが、
話だけ聞いてみると、かなり違和感だし、特殊だし、やっぱり何か異様な世界に感じました。
あまりに自分たちとの恋愛とは違い過ぎて滝汗
私も当時は、よく分からんルールの数々、
なんか凄いなぁ〜…滝汗って、心底思っていました。
あの時、そう思っていた自分に、
同じ事をする未来が待ち受けていたとは、その時は微塵も思いませんでした。
って何回も書いていると思うけれど…
本当に他人事、自分には一生関係のない事なんだと思っていました。
彼女の条件はすっごく明確で、
「年収1000万円以上の男性じゃないと論外!」
だと、女性社員全員に、淡々と話していました。
これも当時の私にはビックリで…そういう事、言っちゃうのか…と内心思ったりしていました。
→続く

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