黒豹の経営者さん②
「…これ…さっきのより最高ですよ！！
あー、入力し間違えていたのか…
いや、△△っぽいなと実は思っていて。
ビックリすると思うけど、この動物、僕のと相性良いんですよ。」
いやいやいやいやいや！！！！
ほんまにビックリするわ！！
どんだけ最高が存在するねん！！！！
絶対こじつけやろーー！！！！
そして…
「こういうのバカに出来ないですよ。
僕ね、家庭には癒しを求めているんです。
あなたの△△(動物)なら大丈夫です。」
何、目線？？
え…私の力量、動物占いで決められちゃうの！？
言わせて欲しいのだが…
私の性格的長所は
癒しを与えられる事では多分無い…
なんか激しく履き違えられてるーー！！！
くっそーーー！！！
△△(私の動物)め！！！！
「黒豹さんが女性に求められるのは、
やはり一番は癒し…ですか？
」
」「そうですね…癒しが欲しいです…
りおなさんはどんな家庭を作りたいですか？
どんな事を相手に求められますか？
△△(私の動物)は非常に臨機応変なタイプなので相手に求める事とか無いかもしれませんが。」
いや、あるわ！！！
めっちゃあるわ！！！！
△△(私の動物)でも求める事あるわ！！！
「んー…そうですね。
黒豹さんもプロフィールに書かれておられましたが、やはり仲の良い穏やかな家庭に憧れます。
自分が育ってきた家庭像が結構理想に近くて。
黒豹さんもご家族の仲が良いと、書かれていましたよね？
」
」そう。
実は、そこもこの方のプロフィールに惹かれた内の１つでした。
やはり自分の家庭環境と近しい方とご縁があれば嬉しい
のだが…
「……」
謎の沈黙が続きました。
「…僕の家は特殊です。
普通に仲の良い家族とは違います。」
あれ！？なんかミスった！？
え…お見合い直前にプロフィールを見返した時、確か「家族を大切にしていて…」って書いていたと思うんだけど…
「僕の人生は人より波乱万丈です。
父が普通ではないです。
今自分がこの家族の大黒柱なので関係がうまくいっているだけで…
家族を大切にしているというのは、親の面倒を自分が見ているから大切…という表現を使いましたが、仲が良い訳ではないです。」
なんか…
すっごい込み入った話になりそうな予感がする
「自分より下、いわゆる子供とかを養うのは当然ですが…自分より上、すなわち親にあたりますが、親の生活を子供が面倒みるというのは…
どうなのかなとずっと思っていました。」
あまり詳しく尋ねるのも違う気がして、はっきりは分かりませんでしたが…
お父様の何かが原因で小さい時からお金の苦労をされてきたのかなと思いました。
違うのかもしれないけれど。
→続く
昔はモテ女だった私が婚活…？
過去の栄光を抱えながら、本格的婚活に乗り出したアラサーが描くドタバタリアル婚活物語。
現在、婚活を頑張っておられる同志の皆さん。 これから婚活しようか悩まれている未来のお仲間さん。
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「ふふふ」と思わず笑ってしまう物語をお楽しみください♡
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