ガラスの仮面さん①

お申込みがあったのでお受けしました。

●同い年
●某医大卒
●医師
●年収1700万〜1800万
 
 
 
 
どうして、私!?滝汗
って思うよね???
バツイチ、子ありの男性です。
日にちも、超スピーディーに提案してきてくれて…
しかもお見合い場所が…
全て私のお家の近く。
 
 
ありがたい…ラブ
 
 
 
当日。
約束の時間に着くと、既にいらっしゃっていて、
すぐ私を見つけて、パッと椅子から立ち、駆け寄ってきてくださいました。
「今日はお忙しい中、本当に申し訳ないです…
ありがとうございます!
よろしくお願いします!」
 
 
 
会って10秒の印象としては、
すごく丁重で腰の低い方だなというのが正直なところ。
何回も頭をペコペコしてこられるキョロキョロ
私の想像の中の医者像から結構かけ離れた雰囲気の方でした。
「こちらこそよろしくお願いします。
わざわざこちらまで来て頂き、ありがとうございます。」
「いえいえ、とんでもないです!
実は私もこの辺りの生まれで。
大学に入るまで住んでいたので、懐かしくて。」
 
 
なんと!!!
同い年のご近所さん。
これ結構強い!!!
なにかしら共通項があるはずだから、無難に1時間乗り切れるっしょOK
って思った通り、
結果的に2時間お話しました…
それどころか、その後もちょっとした事が…
正直ね…
お話をしていて、「可」でくるな、と思えるくらいの感触はあったんです。
元々、丁重な方だと思うのだけど、
すっごく謙遜されるし、
なのに私の事をめっちゃ褒める…というか持ち上げてくれるし…
全部、私の言う事を肯定してくれる。
 
 

 

「私、病院という狭い世界しか知らないので、
りおなさんのお仕事内容について是非教えて頂きたいです。」
「こんな仕事をしています。」
「ん〜…大変だとは思いますが、活き活きとお仕事されているのが伝わってきました。
りおなさんのお仕事はきっと自分には務まらないとは思います…」
だとか…
「りおなさんは確か◯◯大学をご卒業されていましたよね?ストレートで入られたのですか?」
「そうです、ただ指定校推薦なので…
実力でストレートで入られた方とは比べものにならないです。」
「いえいえ、私の高校にも学校推薦枠がありましたが、あれこそ日頃の積み重ねの賜物です。
すごく努力された方なのだと思います。
私は浪人していますからね…」
 
 
 
だとか。
いやいやいやいや、
絶対、250%医師の方が凄いから!!!
私と比べちゃいかんよ!!!
まじで次元が違うから!!!
意図はよくわかりませんが、
なんかすっごく持ち上げられるし、
めちゃくちゃ気も使われている気がしたので、
「私たち…同い年ですよね?」
「ですよね??」
「なんかすっごく気を使って頂いている気がしたからニコ
ばっくばらんにして頂いて、全然大丈夫です!」
 
 
 
って言ってみると、
「実は朝から緊張していてあせる
じゃー、同い年だし、お言葉に甘えて、フランクに行かせて頂きます!!」
 
 
って笑顔で返事が返ってきました。
彼の、ガラスの仮面が剥がれるまで…
あと10分。

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