一度お断りされた男性④
このお店には支配人？というか案内係の男性がいて、コートを預かったり席に案内したりされていたのだけど…
この受付の男性、かっくじつに私に気付いていたからね
こういうお店って、ある程度、しっかりお客さんの顔を見て丁寧に対応してくださっているから…
昨日の夜来た奴が、
また今日の昼に違う男と現れた！！！
って絶対思っていたような顔をした気がした。
再訪ホヤホヤ過ぎて…
で、その男性がね、言うんです。
「お客様、
前のお客様がまだお席におられまして。
申し訳ございませんが、ご予約のお時間になったら、再度来て頂けませんか？」
え…？？
ってなるよね。
「あれ？少し早かったですか？」
「そうですね。１３時半〜予約していて。
やっぱり少し早かったようです。」
そりゃ空いてないわ
だって今まだ１３時やん
「１３時に」って言われたから、
てっきり１３時〜予約してくれていたのかと思ったけど、３０分も余裕みての集合時間だったのね
って事で微妙に３０分程時間を潰す事になったのですが、
この中途半端な時間…
どないすりゃいいんや…
とりあえず近くの商業施設内にあるソファに座って、時間を潰す事にしましたが…
私、今日、
彼と食事に来て良かったです。
合わないな。
と気付けたので。
「ん〜…どうしよう…」ではなく、
「こりゃ無いな」って思いました。
波長やタイプが私とは合わないです。
たった２時間半がすっごく疲れました。
あ、最初に書いておくと…
見た目とか所作とかは何一つ申し分ないんです。
好きな服のブランドとか一緒でしたし
買い物とか同じ感覚で一緒にできるかも！って思ったし、お会計も席を外している間に済ませてくれていたし。
変な事したり、ドン引き発言があったり…
とかは一切無かったのですが。
なんかね…
和牛の水田ぽかったの
って書いてるけど、まぁ私もそんなに和牛水田さんの事、詳しくないんだけどね。
一言で言うと、屁理屈ぽい？
んー…真面目で前向きで正しい事を言ってるんだけど、
「言い方…」って感じで、聞いているこちらがしんどくなるっていうか…
和牛 水田さんぽい水田さんのお話。
なんか波長が合わなかったのですが、例えば、
「会社で彼氏は〜？結婚まだ〜？って聞かれる事によるプレッシャーはあります」
」「それをプレッシャーに感じる必要はないですよ。確かに僕も一時期色々親に言われたりしましたが、独身の僕も一つのアイデンティティですから。」
「そもそもそういう質問はパワハラに当たるんですよ。慎むべきではないのかなと。」
「僕の会社は外資なので、そういうジェンダーに触発する会話は絶対に飛び交わないですね。結婚の有無とか、宗教とか出身地とか…」
「嫌ならパワハラに当たるって主張した方がいいですよ～！
結婚しているかどうかと仕事そのものと何か関係があるのでしょうか？」
ここで、すでにゴクリ…って感じなのだけど
って感じなのだけど「そうですよねー！
逆に後輩ちゃんとか変に気を遣ってくれている子もいて…
入社５年目の子なのですが、私に一度も「彼氏いるんですか？」って聞いてきた事なくて笑
笑うわ、気遣わせてるってめっちゃ思ったり！笑」
「そんな話しますか？彼氏いるとかいないとか。」
「え？しますします
女性同士なんて、恋愛の話が主だったりしますよ。特に２０代の時とか。
彼氏とどこ行った～とか。」
「嫌だな、それ。全部漏れるって事ですか？
僕は彼女とどうこうとか人に言わないけどな。」
「んーー、まぁ男性はあまり言わないものかもしれないですよね。
女性はやっぱりそういう話好きだし、多いですよ～！」
みたいな感じ？
分かりますでしょうか？
彼が言っている事は正しいのかもしれないですよ、至極正論なんだろうけど…
そんなに一つ一つ真面目に真剣に考えて発言してないの、私はな。笑
ぴょっと感覚的に話題提供しているだけだからさー！！！
「うちの会社は、外資ってのもあるから、あんまり結婚や彼女の事、聞かれないんですよねー！」
「え、めっちゃいいですね、それ。」
「そうそう、気楽だよ。昔の会社はめっちゃ聞かれたけどね！」
とかそういうソフトタッチな感じで、パンパン会話していきたいのだ
趣味の話もね、バイクが好きみたいで。
「良いですね！大きいの乗られてるんですか？
爽快感ありそう！」
「ありますね。リフレッシュになりますが、
そもそもバイクは学生の時に一度はまっていて。
３０代後半にもなると、原点に返るべきだと思いました。
昔に好きだったものの良さを改めて今実感したら、どんな気持ちになるのかと思って。
人って年を取ると～…」
みないな。
真面目なんです、とっても。
趣味のお話一つでも、「面白そうだったから！」とかそういう理由じゃなくて…
なんやらかんやら、語ってくれたけどさ…
ごめんよ。
結局、最終的には「なんやらかんやら」っていう感想にしかならないという
よっぽど、スパッと
「バイク最高ですよ！爽快感とかすごくて！」
ってスッパーンと言ってくれる方が記憶に残るわ。
でさ。
別れ際に
「この後何しましょうか？」
って聞かれたので丁重にお断りして御礼を伝え、帰りの電車ですぐお断りしようと思ったら、私がシステムにログインする前にメールが来まして。
解散して５分以内…？
いや、１分以内くらいよ…
「すごく楽しかったです！また…」
みたいな文章が見えて。
今日のをすごく楽しいと感じてもらったのだったら…
今後、会う度に、私側は多分、ストレス過多になってハゲあがるわ
何故って…
水田さんが言ってくれていた
「２人で落とし所のある選択をして‥」みたいな有難いお言葉が、今はなんかしんどいっす。笑
と、思うと３回・４回会ってみようかなって思える方って、意識していなくとも会話のテンポとかトーンとかに関しては、自分になんとなく合ってるんだろうな。
話していて、面白いかはさておきね。
バイ！
一度お断りされた男性 完
昔はモテ女だった私が婚活…？
過去の栄光を抱えながら、本格的婚活に乗り出したアラサーが描くドタバタリアル婚活物語。
現在、婚活を頑張っておられる同志の皆さん。 これから婚活しようか悩まれている未来のお仲間さん。
婚活とは全く無縁の既婚者さん。
もう全ての方へ。
「ふふふ」と思わず笑ってしまう物語をお楽しみください♡
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