
寡黙な経営者さん②
「性格は穏やかで寡黙な方です」
これは、つまり…
そう、婚活市場では、
無口でコミュニケーションがうまく取れない人だよーん♡
って事なのだ。
私には…会う前から、分かっていたのだ…



今回のお申込み…失敗した…と。←失礼。
だけど…
ほら、お写真がさ…良かったから…
「ちょっとくらい無口でもオケ
」って…

自分自身を騙し騙ししながら、今日来た訳で…
そんな私でも…
ここまでコミュニケーション取れない方だとは想定外( ;∀︎;)
全くといっていい程、盛り上がらない

私もね、そりゃ多少興味がある方なら話題探して、提供して…って思うのだけれども、彼に関しては、もう外見どうこう以上に、目を瞑りながら泡を口に溜めてお話される段階で、
ぜったーいに、
無し!!!!
なので、話す意味がもう無いよね



なので、話題提供なんてしないよね



なので、話が続かないよね



なので、無音の空気感が続くよね



この後、更に問題が続きます。
全くといっていい程、会話が盛り上がらない。
いや、盛り上がるなんて大それた事は求めていなくて、無難に会話が続く事がもはや困難な状況





左右もお見合いでね…
いつもなら必ず自分のテーブルが一番盛り上がっているはずなのに…
左右が凄く楽しそうに見えたよね



手持ち無沙汰過ぎて、とりあえず手元にあるホットコーヒーをちょこちょこ口にしたり、テーブルの下で、ハンカチを畳んだり広げたり繰り返しながら時間を過ごしてみる

「…お、お休みは土日ですか?」
唐突に彼が口を開いて、話し出した。
と…同時に…
口からツバがパッと飛び散ったのが…
私には見えたのです

「あ…はい!!カレンダー通りです

経営者さんはいかがですか??」
なんて言いながら…スッとテーブルに目をやり、確認。
やっぱり…
泡らしきものが飛び散っている…
もう…
コーヒー飲めない(;ω;)
何回も言うが、私そこそこ潔癖症なのだ。
目の前の、絶対にお付き合いする事がない男性のツバが入ったかもしれないコーヒーなんて…
たとえ気のせいの確率が8割超えていたとしても、絶対に無理…

あー…「コーヒーを飲む」という手持ち無沙汰グッズが儚くも消えてしまった

あとは…ハンカチ開いて閉じてをテーブルの下で繰り返すしか無い…
こーゆー時、お見合い時間が短すぎると罰金って言うIBJのルールが嫌になっちゃうよね。
ほんと無口な方との1時間ってある意味、地獄ですよね…

苦痛で苦痛でしょうがなかった!!!
これなら、いつだかの自分の事しか話さないゴーマイウエイな歯科医師さんの方が、よっぽど時間過ぎるのだけは、早かったわ

彼、70人規模の会社の次期社長さんらしいけれど…
本当に!!頑張らないとダメだよ!!!
って思いながらの解散となりました。
寡黙な経営者さん 完

昔はモテ女だった私が婚活…?
過去の栄光を抱えながら、本格的婚活に乗り出したアラサーが描くドタバタリアル婚活物語。
現在、婚活を頑張っておられる同志の皆さん。 これから婚活しようか悩まれている未来のお仲間さん。
婚活とは全く無縁の既婚者さん。
もう全ての方へ。
「ふふふ」と思わず笑ってしまう物語をお楽しみください♡
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