37歳会計士さん③

迷いましたが、会計士さんと1日デートする事にしました♡
行き先も全部調べて頂き、最寄駅の近くまで車でお迎えもしてくれて、至れり尽くせり♡♡
だった筈が…


途中で、
帰ってくる事態!!!笑



何が起こったかって!?
まぁ、そう急ぎなさんな。
順番に詳細をお伝えしましょう。
まず、私の最寄駅近くで無事集合!!
ほら、東大さんの時の失態もあるからね!!
今回ばかしは、待ち合わせ時間に遅刻しないようしっかりスタンバイ。



そして、彼のプランニング通り、目的地まで軽快なドライブ♡
だったのですが…
あのねー…もうはっきり言いますわ!!!

 

 

 


ウンテン、ヘタクソカ!!

 

 



私が無免許、もしくはペーパーなら「運転してくれるだけで感謝♡」って可愛く思えただろうか。
「なんで、今ブレーキ踏んだん!?」
みたいなね。
とにかく、事あるごとに急ブレーキをかけまくるので、座っていて体が前にのめり出すシチュエーションが多々!!!
途中まではさ、ほら、よく憧れのシチュエーション上位にランキングする


急ブレーキ時。
助手席に腕を伸ばしてかばう仕草。


あれがしたいのかと思ったけれど、どうやら勘違いだった模様。
そう!!単純に急ブレーキが彼のマイブームのようだ。
これはまずい…
私、乗り物酔い、半端ないんだよ…
って言ってる間に…あれ…
なんか…気持ち悪くなって来た。



まさか山道でもなかろう、という事で、勿論のことながら酔い止めなんて飲んでないんだよー!!
やめてーーー!!
その運転の仕方、まじでやめて!!!


数回休憩を挟みつつ、わたくし、ダメ元で申し出てみました。
「長時間の運転、しんどいですよね…
私、ワゴンタイプは無理だけどセダンならしっかり運転出来るので代わりましょうか?」

 

 


ってか、代わらせてくれ…
頼む…

 



「大丈夫、大丈夫!!
気遣い、ありがとう!!
俺、全然大丈夫だから!」

 

 



いや…
私が大丈夫ではないのだが…


しかし、マイカーを人に運転させたくない気持ちはめちゃくちゃ分かるので、ここはもう静かに引き下がるしかない…


あとは…
私の集中力のみ…
頑張って緑を…緑を見るんだ…←遠くの自然を見たら酔わないらしいよ。笑

 

 


約2時間のドライブ。
本当なら、綺麗な景色を見ながら、2人きりの空間で色んな話をして盛り上がっていたはず。


もう…
吐きたくて、たまらない。


それなのに、やたら道を人様に譲る彼。
その度にお得意の急ブレーキ!!
思いやりの精神は、ここで発揮しなくてよろしい!!!
もう入らして欲しそうな車、全無視して、一刻も早く目的地に向かっておくんなまし!!!
車中で吐くという、一世一代の粗相があんたの運転に掛かっているんだよぉ…



今回、ドライブ先の事はもう割愛しよう。
「あなたの運転に酔いました」という勇気は無かったのですが、たまたま向かった先が避暑地だったので。
「風が気持ち良ーい♡しばらく、ベンチに座ってゆっくりしませんか??」
と、訳わからん理由でただただベンチに座って、車酔いと闘っていただけの事。
語る事はもはや何もない…



そして…ようやく吐き気が治った私に更なる追い討ちが…

 


行きがあれば帰りもある…

 


今、私が必死で闘ってきた事を、もう一度繰り返せ、と??

 


「帰りにどこかで晩御飯食べて帰ろう!」
「そうですね!!」
とは言ったものの…


もう…
吐きたくて、たまらない。

 


この人、ほんまに運転下手くそか!!!
それか彼の車の匂いがダメなのかなぁ…
途中、休憩を申し出た際、いつのまにかコーヒーを買ってくれていましたが…
ごめん!!まじでいらん…
コーヒーなんて…吐かせる気!?
一口も飲めない上、もはや会話なんて出来るレベルでは無い。
しかも、なんか頭も痛くなってきた。


「ご飯、どこで食べようか?
…疲れちゃった??笑」


だいぶ前から思っていた事をようやくここで打ち明ける。



「違うんです…
楽しかったんですけど、ごめんなさい…
なんか夕方から頭が痛くなってきちゃって…
夏風邪かもしれません…」


そう言うと、ほんわかスローリーな彼だもん。
「気付かなくてごめんね!帰ろう!!」って言うのは計算済み。
そして、思った通り「家の近くまで送るよ!」って言ってくれた。


けど…
まじで、大丈夫!!!
とにかく…もうはよ降ろして…

 


結局、7時前には帰宅。
ただただ酔っただけのデート。
なんだ、これ…



とりあえず会計士さんはもう無しかな…




37歳会計士さん      完

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